レッドストーン
レッドストーンとは
レッドストーンとはこの粉状のアイテムを、或いはこれを利用して作成する様々な要素を総称して使われる。
粉状のものが「レッドストーン」だが、グロウストーンダストの影響か「パウダー」「ダスト」と呼ばれる場合もあるので留意しておきたい。
ワイヤーは0(OFF)と 1(ON) の状態を持っており、ON信号のワイヤーが赤く光る。
この様子はさながら電線であり、レッドストーンは信号を送る道筋だと捉えると分かりやすい。
電気と違いプラスやマイナスはないが、代わりに指向性(方向)を持っている。
動作方法
入力装置と出力装置を直接、またはレッドストーンで接続する事で動作させる事ができる。
感圧式スイッチ・ボタン・レバーなどを、ドアやレッドストーンランプなどに繋げてみよう。TNTの着火もできる。
レールの中間で加速するためのパワードレールには、ON信号を出力し続けるレッドストーントーチやレバーを隣接させよう。
関連アイテム/ブロック
遅延時間の redstonetick は 100ミリ秒(1/10秒・0.1秒)の![]() |
入力装置
プレイヤーの行動(右クリック等)や、日光やアイテムの重みなどの外部入力を受けることによって、初めてON信号を発する。
入力装置は基本的に前後上下左右1ブロックの空間に加え、設置した固形ブロックにも信号を出力し動力源ブロックへと変化させる。
感圧式スイッチ (Pressure Plate) |
不透過ブロックの上面に設置できる MOBやプレイヤーなどエンティティ等が上に乗っている間、設置されているブロックとスイッチ本体が動力源化する。 以下に示すようにそれぞれ反応する条件が異なる。 ・木の感圧式スイッチ: プレイヤー、生物、ドロップアイテム、釣りの浮き、刺さった矢、すべてのカート、ボート。 ・石の感圧式スイッチ: プレイヤー、生物、生物の乗ったカート。 一瞬だけ検知させても10tickの間出力する。 石の感圧式スイッチの回収にはツルハシが必要。 |
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重量感圧板 (Weighted Pressure Plate) |
不透過ブロックの上面に設置できる 感圧板の上にエンティティ(ドロップアイテムや生物)が乗っている間、設置されているブロックとスイッチ本体が動力源化する。 金の感圧板の信号の強さはエンティティの数を示し、合計15で最大となる。 鉄の感圧板の信号の強さはエンティティの数の合計の数の1/10を表すが、数量が 1 である場合にも出力が保証される。 したがって、1+10×14=141 が最大数となる。 エンティティである為、刺さった矢、釣りの浮き、カートやボートでも同様に反応する。一瞬だけ検知させても4redstonetickの間出力する。 回収にはツルハシが必要。 ドロップアイテムの場合、重なっている物を1とする為アイテムの個数とは一致しない。→ ![]() ver1.6.4以前はドロップアイテムが乗っているかのON/OFF出力のみである。 |
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ボタン (Button) |
ボタンを押すと一定時間、設置されているブロックとスイッチ本体が動力源化する。 ver1.8から不透過ブロックの全ての面に設置できるようになった。 木のボタンは矢が刺さった場合にも反応する。 木のボタンは15redstonetick、石のボタンは10redstonetickの間出力する。 |
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レバー (Lever) |
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クリックでON/OFFを切り替えできる。 ONにすると、スイッチ本体、スイッチが設置されているブロックを動力源化する。 不透過ブロックのすべての面に設置できる。 |
トリップワイヤーフック (Tripwire Hook) |
不透過ブロックの側面に設置できる。 対面に設置し、その間をトリップワイヤーで接続する事で入力装置として動作する。 トリップワイヤーに接触するエンティティを感知すると、フックが設置されたブロックとフック自体が動力源化する。 糸はレッドストーンパウダーと同じくブロック表面にも設置できるが、その場合は信号を出力しない。 糸を途中で曲げると機能しないが、2つのワイヤーを交差する事は可能で、最大40マス分の長さまで有効。 刺さった矢、釣りの浮き、カートやボートでも同様に反応する。一瞬だけ検知させても4tickの間出力する。 ・対人トラップとしての特性 |
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トラップチェスト (Trapped Chest) |
トラップチェストを開けると、チェスト本体と真下のブロックが動力源化する。 出力される信号は、同時に開けている人数に応じた強度で出力される。そのためシングル環境では最低出力のみしか出力できない。 上面に不透過ブロックを設置すると開かなくなるため、信号を取り出すには真下のブロックか側面から直接取り出す必要がある。 通常のチェスト/ラージチェストの隣に隣接しても設置できる。 チェストとほぼ同じデザインだが、取手の周りの部分が少し赤い。 |
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日照センサー (Daylight Sensor) |
自然光を検知すると設置されたブロックと日照センサー自体を動力源化する。 信号の強さは、時間や天候によって変化する自然光の強さを0~15の16段階で表す。 ver1.8から右クリックすることで反転モードとなり、文字通り信号がビット演算でNOTされ反転する。 |
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ディテクターレール (Detector Rail) |
感圧式スイッチを組み合わせたレール。 真上にトロッコが乗ると、レール自体と設置されているブロックを動力源化する。 レールと違い曲げることはできない。 ディテクターレールの横にコンパレーターの後ろ側を接続すると、 チェスト付きトロッコやホッパー付きトロッコの内容量を信号の強さで出力できるようになった。 なお、その場合、通常のトロッコには反応せず、生物が乗っていても出力されない。 |
出力装置
この場合、動作そのものを出力と呼ぶので、信号を発生させるかどうかとは無関係。
以下はレッドストーン信号による動作専用の出力装置のみ抜粋。
手動でも機能するドアやフェンスゲート、TNT、音符ブロックなどは各アイテム又はレシピページを参照のこと。
ディスペンサー (Dispenser) |
9マスのインベントリを持つ。 材料になる弓の耐久度が減っていると作成できない。 レッドストーン回路などで動力を入れると、中に入っているアイテムを1個ランダムで排出する。 ・矢、卵、雪玉、スプラッシュポーションは前方に発射する。 いずれの場合も、出現先が中に入っている物の出現場所に適していない(空中にトロッコなど)場合はアイテム化して出てくる。 |
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ドロッパー (Dropper) |
ディスペンサーと同様に内部に9マスのインベントリを持つ。 レッドストーン回路などで動力を入れると、中に入っているアイテムを1個ランダムで排出する。 ディスペンサーとは異なり、どのアイテムでも、プレイヤーがアイテムを落とすのと同様にドロッパーの前にアイテムが落とされる。 液体の入ったバケツ、卵、矢、スプラッシュポーションといったものも、そのままの形でドロップする。 設置時に自分に向かって射出口がつくられる。 信号入力毎に向いている方向の格納インベントリのあるブロックへアイテムを送り込むことができ、 また、1tickクロックで動作させると2tickでアイテムを送れるため、輸送速度ではトップクラスとなる。 |
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ホッパー (Hopper) |
5マスのインベントリを持ち、ホッパー上部にドロップしたアイテムを自動回収することができる。 またインベントリを持つブロックをホッパーに接続すれば、アイテムを自動で移動させることができる。 レッドストーン動力が入力されている間は、アイテム移動が一時停止する。 ・ホッパー上部にドロップしたアイテムの回収 チェスト、トラップチェスト、かまど、ディスペンサー、ドロッパー、ホッパー、醸造台はホッパーを使ったアイテム移動ができる。 かまどと醸造台はホッパーとの接続位置によって、アイテムが移動するインベントリが変わる。 ホッパーのノズルは、ホッパー設置時に設置するブロックをクリックした面と接続される。 |
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ピストン (Piston) |
信号を受け取ると、向いてる方向にピストンを1マス押し出し、信号が切れると元に戻る。 押し出す方向にブロックがある場合は最大12ブロックまで押すことができる。 ただし、押されるとアイテム化するブロックや押せないブロックもある。 押せないブロックは、岩盤・黒曜石・Mobの頭・ユーティリティ類・特殊なパーティクルを出すブロックである。 【ユーティリティ類】 看板・かまど・チェスト・トラップチェスト・音符ブロック・ジュークボックス・ディスペンサー・ドロッパー・ホッパー・醸造台・金床・コマンドブロック・ピストンのせり出した部分 【特殊なパーティクルを出すブロック】 スポーンブロック・エンチャントテーブル・ビーコン・エンダーチェスト・エンドポータル・ネザーポータル 詳しい動作についてはテクニック/ピストンを参照。 |
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粘着ピストン (Sticky Piston) |
基本的な動作はピストンと同じ。押せるブロックは最大12ブロック。 元に戻る時、押出面に接触していたブロックを引き戻す。 詳しい動作についてはテクニック/ピストンを参照。 |
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レッドストーンランプ (Redstone Lamp) |
信号を受け取ると、15レベルの強い明かりを放つ。 信号が遮断されると4tick後に明かりは消える。 破壊音はガラスと同じだが不透過ブロック扱い。 |
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レール (Rail) |
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T字(三路)に配したレールにON/OFFの信号を送る事で、線路の接続が切り替わる。 乗り物参照。 |
パワードレール (Powered Rail) |
トロッコを加速・減速させるレール。信号を受けるとトロッコを加速させ、入力がなければ減速させる。 複数並べて設置した場合、接続されているパワードレールへON信号を最大8ブロック分伝える。 レールと違い曲がらないので直線だけ有効。 |
レッドストーン関連装置
レッドストーントーチ (Redstone Torch) |
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レッドストーン関連装置の基本的な回路素子。 特記事項が多いため詳細は後述。 |
レッドストーンブロック (Block of Redstone) |
常にON信号を出力する特殊なブロック。 天井に設置したり、ピストンで押す事ができる。 隣接ブロックを動力源化しない。 |
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レッドストーンリピーター (Redstone Repeater) |
後ろ側に信号を受け取ると、前側の不透過ブロックを強度15で動力源ブロック化する。 本体や真下のブロックは動力源化しない。 ワイヤーだけでは最大15ブロックまでしか届かない信号を延長(リピート)したり、 信号の伝播を指定間隔で遅延(ディレイ)させたりすることができる。 設置後に右クリックすれば遅延間隔を1redstonetick~4redstonetickに指定可能。 ダイオードのように極性があり、一方向にのみ信号を伝える。 リピーターロック 真横から別のリピーターの信号を直接受け取ると、その間はON/OFFが切り替わらなくなる。 また、側面から信号を受けているときは前の状態を保持することができる。 |
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レッドストーンコンパレーター (Redstone Comparator) |
後ろ側に信号を受け取ると、前側の不透過ブロックを下記法則に従った信号強度で動力源化。 リピーターと同様に1tick遅延。本体や真下のブロックは動力源化しない。 設置後右クリックでモードを切り替えることができ、前方のトーチ部分でモードを判別できる。 ・消灯時:比較モード ・点灯時:減算モード ・信号取り出し機能 |
レッドストーントーチについて
そのままではON信号を出力し続けるのみだが、他の要素と重なる事で特性を発揮する。
RSトーチは基本は信号を発する装置だが、後述する動力源ブロックから信号を受け取る事ができる。 この時、RSトーチ本体から発信される信号はONからOFFに変わる。 伝達された信号を反転するため、主にセンサー系からの信号の制御にも使われる他、 2つ使用すれば信号を戻しつつ強度(後述)を回復、ワイヤーの延長ができる。 ただし、RSトーチ同士や、他の入力装置から直接RSトーチへ信号を伝達する事はできない。 |
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RSトーチを通じて送られる信号は、システムの仕様で遅延が発生する。 正確にはRSトーチのON/OFFの切り替わりに発生するタイムラグであり、約100ミリ秒(1/10秒・これを1tickと呼ぶ)遅延する。 ただし動作環境によってはそれ以上遅延する場合もある。 RSトーチの複合装置であるRSリピーターには、この遅延を4段階に制御できる機能が付与されている。 |
信号・ワイヤーについて
信号の強度
ワイヤーに沿った信号は一瞬で伝達するが、この時、ワイヤー1ブロック分につき1レベルずつ信号の強度が減衰していく。
基本的に1以上の強度であれば信号としてはONと見做されるものの、多くの入力装置が発する信号強度が15であるため、
結果としてワイヤーは最大15ブロックまでしか信号を伝達しない事になる。
これを延長するには、RSトーチやRSリピーターなどの装置又は回路を中間に配する(強度15に回復)。
ワイヤーの繋がり方
ワイヤーは隣接したワイヤー同士や、1段上下して隣接したワイヤーに自動的に繋がる。
この時、接続部の角に導体ブロックを置くと遮られるが、右図の通り、ガラスなどの不導体ブロック、階段、ハーフブロック単体などは切断しない。
RSトーチが設置されたブロックの上に回路をつないでいる場合も、同じように遮ると、回路が切断される。
ワイヤーの指向性
ワイヤーの指向性とは、ワイヤーの伸びている先に信号を伝える効果を指す。
ワイヤーは、入力装置に対してはワイヤー同士と同じく自動接続するが、出力装置に対しては接続しない(左図)。
出力装置は伸びているワイヤーの方向(指向性)の先になければ稼動しないため、ワイヤーの配置には工夫が必要。
例外として、他のワイヤーと繋がっていない点状態のワイヤーのみ、前後左右4方向に指向性を持つ(右図)。
見た目と違い十字になっているものと捉えると分かり易い。
実際に信号を伝える方法はこれに限らない。指向性と共に、下記の動力源ブロックも重要になる。
解説
導体/不導体ブロック
逆に、透過ブロックは信号を受け取る事ができず、ワイヤーの切断もしない。こちらは不導体(絶縁体)ブロックと呼ぶ。
不導体ブロックは、トーチ等を設置する事ができない点などが共通する。
(例外として、グロウストーンにはワイヤーを、ガラスには上面にのみRSトーチを設置できる。また、上付きハーフブロックや上付き階段には
上面のみワイヤーやスイッチ類を設置できるが、ワイヤーのつながり方に不具合がある。)
動力源ブロック
動力源ブロックは接触しているワイヤーや出力装置に信号を伝えるが、 ワイヤーから入力を受けた動力源ブロックはワイヤーへ出力できない という制限がある。
また、動力源ブロックにRSトーチを設置すると、そのRSトーチはOFF状態になる特徴がある。
導体が動力源ブロックになる配置(全てON状態に限る) | ||
RSトーチの真上 | RSリピーターの正面にある | 入力装置が設置されている |
ワイヤーが設置されている | 指向性を持つワイヤーの正面にある | |
動力源ブロックから信号を受け取れる配置 | ||
隣接した出力装置・逆向きのRSリピーター | 動力源ブロックに設置されたRSトーチ 隣にあっても動力源ブロックに刺していないRSトーチでは受け取れない |
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真下を含む隣接したワイヤー | ただし前述の通り、ワイヤーから信号を受けている動力源ブロックは ワイヤーへは信号を伝えない |
その他
回路の信号方向
レッドストーントーチなどを使用すると、自動的に信号の流れが特定方向に固定される。
延長したワイヤーは必然的に一方通行となり、単体で双方向での信号のやり取りは不可能となる。
(左図) 左側から右側へは信号を伝える事ができるが、右側から左側へは何をしても干渉できない。
(右図) 左右のどちらからでも中央がONになるが、RSリピーターの極性によって阻まれ、反対側のスイッチ回路にあるランプまでは干渉できない。
RSトーチの焼き切れ
RSトーチは、2tick以下の速度で信号がON/OFFが入れ替わると動作が停止する、通称『焼き切れ』が発生する。
この状態の間は信号が伝わらなくなり、ON/OFFさせずに1秒ほど放っておく事で復活する。
上図例のような猛烈な速度でON/OFFが繰り返される回路の場合、RSリピーター等を配して一定以上の遅延を挟むとよい。
TIPS
- 一部の出力装置(ディスペンサー・ドロッパー・音符ブロック)は導体ブロックでもある事に注意。
- ホッパーでディスペンサーやドロッパーに搬入を行う際など、これらにON信号が来ると、隣接しているホッパーも信号を受け取り動作を止めてしまう。この場合はディスペンサー側に直接レッドストーンを繋がないで、動力源ブロックを隣接させるなど工夫が必要。
- ドアに隣接しているどのブロックに信号が来ても、ドアは作動する。
- ハッチについても同様。ピストンは押し出し部分以外のブロックで作動する。
- また、ワイヤーはプレイヤーキャラクターから最大で300マス離れると動作しなくなる。
- より短い距離で動かなくなる場合も。無限マップになったことで一度に読み込まれるマップサイズの限界がある。